第3話 - Wherever to Go -


yulectの1枚目の音源。


Wherever to Goと名付けた。


意味はそのまま"どこへでも行けるように"というようなイメージで。


やりたいことが出来なかった日々から抜け出して、やりたいことをやろうという
自分自身の想いそのままに。

 

 

 

 

僕が書く曲も、バンド自体だってそう。 

もっと良くしていきたいから。

まだ完成系とは言えないと思うし
これからも続いていく。

 

 

前のバンドを、無かったことにするつもりはないし

そこで築いたもの、作り上げてきたものも幾つかはある。

 

前のバンドの曲を今更やろうとは思わないけれど

紛れもなくセンターで歌っていたのは自分なわけでさ。

 

 

 

"まだ、これから まだ、ここから"という歌詞を書いたように

 

これまでの自分があって


そしてこれからも続いていくように、という意味合いで"道"をジャケットに選んだ。

 

 

 

音源と同じくらい拘ったのが、歌詞カード。

手書きにしました。

 

YouTubeやらEggsやらのストリーミングとか、比較的手間やお金のかからないものが全盛の時代に
敢えて盤面を買う意味って何だろう?って考えたときに辿り着いた答えで。

 

 

なるべく綺麗な字で書いたつもりです。

もともとクセ字なので読みづらいかもしれないけれど。苦笑

 

 

 

古い人間だなって思われるかもしれないけど
未だに僕はCD(盤面)派です。

逆にダウンロードとかで音源を買った記憶が無いぐらいで。



"買った"という証だったり、存在として実感したい。

 

聴きながら歌詞カードを読みたいし、手元に置いておきたいというか。


何十年経っても手放さなければ聴けるわけだからね。

 

 

だから自宅は音源がごった返してます。笑

 

一人暮らし始めたときにタワー型のラック買ったけど

もともと部屋が狭いのと、実家の頃から買い込んでいた音源のストックも合わさって

もう空いてる場所がないです。笑

 

 

 

 

自分で作った歌詞をパソコンに打ち込んで無機質なものにされるくらいなら
(結局パソコン通すけど)手書きの温もりというか、その方がより伝わるのかなと思って選びました。

 


未だに紙とペンで歌詞や譜面を作っているのも一因なのかな。

 

 

 

 

 

"ソロプロジェクト"と銘打っているように、yulectになってから
このバンドのこと、ほとんどを一人でやるようになったので
大変だけど、こういう風にやりたい、とかを明確に持って実行できています。

 

"バンドを始めたからとりあえず音源出します"っていう形式的なモノではなくて


しっかりと意味を持った作品になったと思います。

 

 


なので、貴方に聴いてもらえると嬉しい限りです。
けっきょく言いたいことってこれに尽きる。

だから歌を唄うし、大袈裟だけど、それが生きる意味になるので。

 

昨今の事情のうえ、TwitterだったりYouTubeだったりで音源、ライブ映像とかも公開はしていくけれど

けっきょく生モノに勝るものって無いんだよなって思います。

 

 

それは音楽活動を休止している間に強く思ったし

"お客さん"の立場としてライブを見に行って

良いことも、そうじゃないことも少しは学んだつもりです。

 

 

 

 

"いつか行く"なんて無責任なことしか言えないのが悔しい限りだけど

遠方の方にも何とか届けられたらと思います。

 

 

呆れるくらい時間がかかってでも行きたい場所があるし

もう一度バンドを始めたんだよっていう何よりの証として。

それまで楽しみは1つ取っておこうと思います。

 

まずは目の前の初ライブがそこまで迫っていて

楽しみでしかないこの頃です。

1年間やってきたことの答えを幾つか出せればと思っているので。

お時間ある方は是非。

 

 

4/19(木) ESAKA MUSE

ESAKA MUSE presents "From Here With You" - yulect 1st Single Release Live -

Open/Start 18:00/18:30

Adv/Door ¥2,000/¥2,500

act)yulect/SMASH YOUTH/Sai/ウエダケイタ/アベタクジ

 

 

それではまた。

 

 

yuto